よくTwitterなどを見ていると「感謝」という言葉を耳にする方も多いと思います。
特に、ブロガーやライターさん、個人で起業なさっている方に、その傾向が強いのではないかと思います。もちろん、感謝は人間が生きる上で大切なことなので、たくさんの方が感謝しあえるコミュニティを作っていけるといいな、なんて思っています。
そんな中、今回私がご紹介したいのは、六法拝(ろっぽうはい)です。
(読み方に自信がありませんので、ご存知の方はご一報いただけますと幸いです。)
私も、以前はもっともっと、ちょっとしたことで気持ちがぐらついたり、傷ついてしまう、いわゆる「お豆腐メンタル」な人間でした。
それをなんとかしようと、2018年の初頭に始めたのが、六法拝でした。
今思うと、ですが、当時は頼られるばかりで頼ることはほとんどなく、頼り方もろくに知らず、プライドだけで生きてたんじゃないでしょうか。
そんなとき、ふとネットで見つけたのが、この六方拝です。
※ちなみに、六法拝は釈迦が伝えたともいわれていますが、正確なソースがないため、ここでは保留しますね。調べて正確な情報が出てきたら、改めてリライトのうえお知らせしたいと思います。
正直、お釈迦さまが伝えたからと権威性を担保しなくたって、十分効用はあります。
六方拝とは何かと、一言で説明するなら、
「東西南北天地(六方)に向かって感謝しましょう」
ということです。
六方拝にはそれぞれの方向に、感謝する対象が決まっています。
東に向かって、両親、先祖、子孫に感謝
西に向かって、夫妻、家族、親戚に感謝
南に向かって、先生、師匠、弟子、許せない人に感謝
北に向かって、友人、同僚に感謝
天に向かって、太陽、月、大自然に感謝
地に向かって、大地、動物、植物に感謝
具体的に感謝したい人の顔をひとりひとり思い浮かべながら、声に出せるなら声にだして、出せないなら思うだけでも構いません。
「〇〇さん、ありがとう」
と伝えていくだけです。
最低限誰に感謝するかをスマホのメモ帳に登録しておいて、したいときにさっとみられるようにすると時短になります。ほんと豆知識ですけど。
ひとつ、不思議に思ったことはありませんか?
それは、嫌いな人にも感謝をしましょうということ。
感謝って、別にその人のことが嫌いでもできるんです。
どういうことかというと、ちょっとひねくれているかもしれませんが、
「あなたのおかげで、私はあなたのされていることを反面教師として、よりよく生きていくことができます」なんて具合です。
もしくは、その人のことが本当に死ぬほど嫌いであったとしても、「ここだけはすごい!」と思うことがあれば、それを教えてもらったことだけは感謝する、でもいいです。
結構、家族や親戚、友人もそうですが、天地に感謝するときに、イメージしていました。
地に向かって、大自然に、土に、水に、草木に、豊かな恵みに
天に向かって、空気に、月に、宇宙に、、、
こうして思考を広げていくと、自分がとてもちっぽけで、ただ一つの点みたいな存在で、
「あぁ、自分はなんて小さいのだろう」
「自分という存在がここにあるということは、たくさんのつながりがあって初めてなしえているものだ」
「生きている、はもちろんそうだが、それ以上に生かされている」
なんて風に、六方拝をするたびに感じます。
(これを書いている今まさにやってみましたが、何度やっても気分がすっきりします。)
3分ほどでできるので、物は試し程度で構いません。やってみられたらいいと思います。
終わった後、不思議と心が穏やかになり、息がしやすくなったような気がします。
「気」がする、というのはとても大切で、「気」はすなわちエネルギー。
気がするというのは、そのようになろうとする前兆とも言えるんです。
そして、六法拝に慣れてくると、感謝の敷居がどんどん下がってくるんです。
分かりやすく言うと、ちょっとしたことでも「ありがとう」って言いたくなります。
とにかく、有難い。
ありがとうの語源は「有難し」からきています。
そもそも、有ることが難しいから、人は感謝してきたのかもしれませんね。
ありがとうは、どこにでもあります。
今初対面のあなたに、10個感謝しなさいと言われても、無理くりでもいう自信ありますよ
(屁理屈だなんて言わないでくださいね笑)
近日中に、私にとって、心の師匠であり、ありがとうの人でもある、小林正観さんについて、読書ノートの形態をとりながらご紹介してみたいと思います。